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リノベマガジン

2025.02.12

土間リビングの魅力とは

  • #リノベコラム
土間リビングの魅力とは
  • 日本の伝統的な家に多く見られた「土間」。かつては家の中心的な空間として機能していましたが、戦後の住宅様式の変化に伴い、徐々に見られなくなっていきました。しかし近年は再び注目されてきており、新築やリノベーションで土間を取り入れるプランが増えてきています。特に「土間リビング」と呼ばれる、リビングと土間を一体化させたスタイルが人気を集めています。
    本記事では、土間リビングの特徴や、メリット、デメリット、新築やリフォームで考慮すべきポイントなどについてご紹介します。

  • 土間リビングとは

    土間リビングとは、リビングスペースと土間を一体化させた空間を指します。家の内外をつなぐ役割があり、屋内でありながら屋外のように使える点、家族や友人が集う社交の場として機能しやすい点、開放的な空間づくりができることなどが魅力です。

  • 土間リビングのメリット

    ◼︎開放的な空間を演出
    土間リビングは、部屋と部屋の境界を曖昧にするため、開放的な雰囲気を生み出します。また、段差をつくることで空間がより広く感じられます。

    ◼︎外とのつながりを感じやすい
    土間は外部と接するため、自然光や風を取り入れやすくなります。自然とのつながりだけでなく、来客とのコミュニケーションがとりやすい空間をつくります。

    ◼︎多目的に使える
    土間は、さまざまな用途に対応できるフレキシブルな空間です。子どもたちの遊び場やペットのスペース、DIYなどの作業場やガーデニングスペース、アウトドア用品の収納などの活用が可能です。

    ◼︎汚れや傷に強く掃除しやすい
    コンクリートやタイルなどの耐久性の高い床材が使われることが多く、床がへこんだり傷ついたりする心配がほぼありません。汚れてもホウキやモップなどでさっと掃除でき、水洗いもできるためメンテナンスのしやすさが利点です。

    土間リビングのメリット
  • 土間リビングのデメリット

    土間リビングのデメリット

    ・靴の脱ぎ履きが面倒
    土足で入れるのがメリットではありますが、行き来のたびに靴の脱ぎ履きが必要になるため、移動が億劫に感じられるかもしれません。移動が面倒にならないような間取りを工夫する必要があります。

    ・段差が危険になることも
    小さなお子さんや高齢者がいる家庭では、段差につまづいたり、転落するリスクを考慮する必要があります。また、将来高齢になった時に同じように土間を利用できるのか想定しておくことも大切です。

    ・冬は寒く感じる
    土間の床は夏場はひんやりとして涼しいですが、冬場は冷たくて寒く感じる場合があります。適切な断熱材や暖房設備の導入が求められます。

  • 土間リビングはこんな家庭にぴったり

    土間リビングはこんな家庭にぴったり

    ◼︎コミュニケーションを大切にする家庭
    土間リビングは開放的な空間で、自然にコミュニケーションが生まれます。家族や友人との集まりを楽しむには最適です。

    ◼︎趣味がたくさんある家庭
    多目的に使える土間は、DIYやガーデニング、自転車やバイクのメンテナンスなど、家族それぞれの趣味のスペースとして活躍します。

    ◼︎ペットを飼っている家庭
    土間はペットが自由に動き回れるスペースとしても利用でき、掃除もしやすいため、犬や猫を飼っている家庭には使い勝手が良いでしょう。

    ◼︎アウトドアリビングを活用したい家庭
    屋外に近い役割を持つ土間スペースでは、お子さんの外遊びやバーベキューなど、アウトドアリビングとして使うことができるでしょう。大きな窓をつけてテラスやデッキと繋げれば、更に楽しみが拡がります。

  • 土間リビング成功のポイント

    1. 使い方に合ったレイアウト
    2. 冬の寒さ・結露対策
    3. 中期的な視野で考える

    土間スペースで食事することが多いならキッチンとの動線を考慮、趣味の作業場として使うなら収納を取り入れるなど、用途に応じた使いやすいレイアウトが重要です。また、靴の脱ぎ履きが必要以上に多くならない配置、土間の高さなども、家族構成などを踏まえて柔軟に考える必要があります。
    冬の寒さ対策には、適切な暖房器具や床材を選びましょう。土間部分に床暖房を設置することも可能です。
    また、10年後20年後に同じ使い方をするとは限りません。多目的に使えるように考える、または使わなくなった場合に簡単にリフォームできるかなど、専門家に相談しながら長い目でプランを立てましょう。

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担当者:角

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