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リノベマガジン

2025.05.28

売れやすい家と売れにくい家の違いとは?

  • #リノベコラム
売れやすい家と売れにくい家の違いとは?
  • 住宅の売却には、条件によって「売れやすい家」と「売れにくい家」があります。また、1つの家の中に「売れやすい要素」と「売れにくい要素」が混在することもあります。
    一見すると売れやすい家にも弱みはあり、また売れにくい家にも強みはあるため、条件の優劣を知っておくと家のアピールポイントが見えてくるので売却を有利に進められるでしょう。

    それでは「売れやすい家」と「売れにくい家」の条件について、それぞれ5つの要素を解説していきます。

  • 売れやすい家 5つの要素

    • 売れやすい家 5つの要素

      ①立地条件が良い
      不動産は「場所」に値段が付いているようなものなので、建物よりも「どこに土地があるか」が重要となります。
      売れやすい立地の要素としては、以下のような点が挙げられます。

      【売れやすい家の立地条件】
      ・最寄り駅が良い
      最寄り駅がどこかという点が、立地条件を決める最大のポイントです。

      ・駅から近い
      車もいらない生活ができることが理想です。

      ・閑静な住宅街である
      将来に渡って良好な住環境が保たれることを重視する人は多数います。

      ・近くに生活利便施設がある
      最寄り駅と家の間に食品スーパーや病院などがあるような立地が理想です。

      ・少し高台にあって地盤が良い
      盤が強く、水害の恐れがない立地は好立地として評価されます。

    • 売れやすい家 5つの要素

      ②築年数が新しい
      売れやすい家の条件として、木造の戸建てなら築20年以内、鉄筋コンクリート造のマンションなら築25年以内という目安があります。また、家の築年数は耐震性や断熱性にも関わってきます。5ページにある建築基準法改正の西暦から売却検討の家の着工日をチェックしてみてください。その他、築年数が古くなると売れにくくなる理由としては、買主が税制優遇を受けられなくなる点も挙げられます。
      買主は、木造戸建てなら築20年以内、マンションなら築25年以内の物件を購入すると、以下のような税制優遇を受けることが可能です。

      【主な税制優遇】
      ・住宅ローン控除
      ・登録免許税の軽減措置
      ・特定居住用財産の買換え特例
      ・贈与税の住宅取得等資金の非課税制度
      ・相続時精算課税制度の特例

      税制の詳細な適用条件に関しては、各都道府県の税務署にご確認ください。年度の税制改正により、各適用条件が緩和または変更されている場合がありますのでご注意を。

    • 売れやすい家 5つの要素

      ③地域に知名度がある
      各地域には昔から知られている地域名称が存在します。アドレスはとても重要であり、地元の人に人気のある所在地の物件は売却しやすいです。また、「学区の良否」も売りやすさに影響します。各地域には公立の小中学校でも評判の良い学校は存在し、このような地域は常に引っ越してくる世帯がいるため、早期売却が想定できます。国立大学の教育学部の附属幼稚園がある地域も、通園できる場所が限られていることから、人気があり売却に有利です。

  • ④面積が適正である
    広過ぎる土地は、総額が高くなり過ぎることから、需要者が少なくなります。一方で、狭すぎる土地も、利用勝手が悪くなるため、需要者が少なくなります。戸建てでいえば適正な規模は「35~55坪程度」であり、標準的な広さの土地は使いやすく総額も抑えられて売却しやすいといえます。

    ⑤道路付け(接道条件)や方位が良い
    道路付けや方位も重要です。道路付けとは、例えば歩道がある道路に対して0.5~1m程度高く接している土地が安全で排水勾配も取りやすく適切といえます。



    住宅街としては、交通量は少ない方が需要もあり、前面道路の幅員も4m以上、できれば6~8m程度の物件が理想です。しかし国道のような幅員の広い道路に接しているケースは、交通量が多く、住環境としては危険とされることもあります。ですが、道路が敷地に対して南側に接している物件ですと、目の前に建物がないため、日照条件が良く、人気も高い傾向にあります。

    では逆に「売れにくい家」について、5つの要素を解説します。

  • 売れにくい家 5つの要素

    • 売れにくい家 5つの要素

      ①価格が高過ぎる
      どんなに良い家でも相場を逸脱したような高い価格が付いていれば、売却は困難となります。条件の良否に関わらず、売却には適切な値段設定が最も重要です。仮に条件の悪い家であっても、その条件に見合った値段設定を行えば「売れやすい家」となり、売れるか売れないかの多くは「値段次第」と言っても過言ではないでしょう。

    • 売れにくい家 5つの要素

      ②敷地に難がある
      地型が悪い、間口が狭くて奥行きが長い、傾斜地である、道路から下がっている、道路に接道していない、狭すぎる等の条件を含んでいる場合は需要が減少します。敷地としては、間口が広い長方形で道路から少し高いような土地が適切です。間口が広く道路から少し高い土地は、住宅の設計がしやすく価値が高くなります。建物設計を阻害するような要因がある土地は、相応に値段を下げて売却する可能性が出てきます。

    • 売れにくい家 5つの要素

      ③築年数が古い
      築20年超の木造戸建てや、築25年超のマンションは、様々な税制優遇が受けられない可能性がありますので、税制適用条件をご確認ください。また、旧耐震基準の物件も要注意です。旧耐震基準とは、1981年5月31日以前に建築確認申請を通過した建物となります。耐震性が低いというイメージがあるため、考慮が必要です。こちらも下に掲載した建築基準法改正の西暦をぜひチェックしてみてください。

  • ④老朽化や損傷が激しい
    古い物件に多いのですが、空き家のまま放置され、荒廃が進んでいるような物件は売りにくいといえます。リフォームや修繕でも改善効果が見込めないような物件は、売るために取り壊さなければいけないこともあります。

    ⑤更地価格より取り壊し費用の方が 上回っている
    非常に老朽化が進んでいる物件の中には、更地価格より取り壊し費用の方が上回っている物件も存在します。
    このような物件は、買取り会社でも物件を買い取ることを断念せざるを得ません。更地価格より取り壊し費用の方が上回るような物件は、買取り会社が買い取った後に取り壊して転売しても利益が出ないため、売主が取り壊さない限り転売が困難と判断される可能性があります。

  • まとめ

    いかがでしたか?「売れやすい家」「売れにくい家」について、解説してきました。
    売れやすい家には、「立地条件が良い」や「築年数が新しい」といった条件があります。
    それに対して、「価格が高過ぎる」や「敷地に難がある」といった物件は売れにくい家となります。家をスムーズに売るなら、「できるだけ損をしない適正な価格」を意識し、買取り会社にご相談してみてください。

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